吉川民仁


Profile

1965年千葉県生まれ。武蔵野美術大学にて学ぶ。学内の風潮は具象絵画が中心であったが、吉川はこの時から既に抽象絵画へと進んでいく。

四季折々に変化する気象、ことに風や光の様相に触発され絵筆を取り、詩情豊かな絵画空間を創りだす。絵筆以外に左官ごてや木香薔薇の枝などを用いて、塗り重ねた絵の具を引っ掻き削る。 あるいはペインティング・ナイフに少量の絵の具を取って画面に投げ付け点在させる。幾重にも塗られたレイヤーには風景の奥行きが表現されており、流れる水の音や、木立を揺らす風が感じ取れる。作為と無作為から現れる様々な線描や色調に、画家の繊細な感性が息づいている。

2016年、ギャルリーためながフランスで開催した展覧会で高い評価を得る。現在、日本内外からその活躍に期待が寄せられる注目の画家である。

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