ルノワール

2017年11月1日 - 2017年12月24日
TOKYO

開催概要

このたびギャルリーためながでは、11月1日よりルノワール展を開催いたします。

印象派の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワールは、世界中の人々に最も愛されている画家のひとりです。美しさ、楽しさ、そして愛らしさを生涯のテーマとして描いた作品には、見る人すべてを包み込むやわらかな愛情が満ち溢れています。

ルノワールは約50年にわたる画業の中、絶えず伝統と革新を探求し、新たな技法を果敢に模索しました。初期の革新的な印象派時代、古典に回帰した1880年代、そして円熟していく晩年の作風へと移り変わっていきます。詩人ギョーム・アポリネールは1913年こう記しました。「ルノワールは絶えず成長している。一番新しい絵が常に一番美しい。そして一番みずみずしい」。

本展は、1870年代から最晩年まで、風景・静物・肖像の油彩画40余点を一堂に会しその変遷を辿ります。

70年代制作の瞳が印象的な存在感際立つ少年の肖像画。やわらかな肌、バラ色の頬、そして夢見るような表情が特徴の「真珠の時代」と呼ばれる90年代の女性像。そして晩年の作品では、細やかな筆致でやわらかな陽光を表現した南仏風景、艶やかな質感のティーカップ、大胆な筆致の豊麗な花、赤と緑の豊かな諧調で描かれた生命力あふれる女性像などお披露目致します。

ルノワールは積極的に人生を肯定し、健やかな生命力を見つめ続けました。幸福の画家ルノワールが描いた静穏な生への讃歌を、この貴重な機会に是非ご鑑賞戴きたくご案内申しあげます。

尚、本展開催に際しまして、美術館及び個人コレクターの方々から出品のご協力を賜っております。

アーティスト紹介

会場情報

7-5-4 GINZA, CHUO-KU

104-0061 TOKYO

JAPAN

10:00 – 19:00 (月-土) / 11:00 – 17:00 (日・祝)