荻須 高徳

2016年10月1日 - 2016年10月30日
OSAKA

開催概要

ギャルリーためなが大阪におきまして10月1日(土)から30日(日)まで「荻須高徳展」を開催する運びとなりました。本展ではパリの風景をはじめとする初期から晩年の油彩画25点と版画を展示いたします。

荻須高徳 (1901-1986) は、時代と共に移り変わるパリを中心に、ヨーロッパの街並みを生涯にわたり描き続けた画家です。建物の壁、石畳の道に宿る人々の生命感を画家が感じ取るままに描いた作風は、日本人はもとよりヨーロッパの人々の深い共感を呼び、今も尚、世界の「Oguiss」として多くのコレクターに親しまれています。

《 ギャルリーためながと荻須高徳 》
ギャルリーためなが では1969年の開廊以来、荻須高徳の作品を1986年の没年に至るまで、独占契約のもと定期的に紹介してまいりました。荻須高徳と創業者 爲永清司の親交は、1957年爲永がフランスに滞在したときに始まります。以降、爲永は荻須の作品を日本に紹介するために尽力し、国内の美術館や百貨店における展覧会の企画開催など意欲的に取り組み、なかでも作品98点を一堂に介し全国を巡回した1965年の大展覧会の折には、荻須自身が実に17年ぶりとなる帰国を果たし、大反響を呼ぶ成功を収めました。一方で1971年にはギャルリーためながフランスより画集を出版するなど、パリを拠点に世界へ向けて積極的に荻須作品を発信する活動にも力を注いでいきます。荻須高徳はこれを機に、「日本の荻須」から「世界のOguiss」へと大いなる飛躍の道を歩み始め、日本のみならずフランス画壇においても確固たる地位を築き上げました。
画家との親交そして画家への支援は30 年もの歳月に及び、また当画廊においては47年もの永きにわたり紹介してまいりました「荻須高徳」が描いたパリの情景を存分にご堪能戴ければ幸いです。

アーティスト紹介

会場情報

1-4-1 SHIROMI, CHUO-KU HOTEL NEW OTANI OSAKA – ARCADE 1F

540-0001 OSAKA

JAPAN

10:00 – 19:00 会期中無休