クロード・ワイズバッシュ╶ 追悼展╶

ギャルリーためながでは、去る４月20日に87歳の生涯に幕を閉じたクロード・ワイズバッシュの追悼展を、大阪 8月21日（木）～ 9月7日（日）、東京 9月25日（木）～ 10月11日（土）の日程で開催致します。

ワイズバッシュは、卓越したデッサン力によって瞬間的な動きを捉え、極めて独創性の高い劇的で詩情豊かな芸術世界を描き出しました。その構成力と表現力にみるたぐいまれなる才能は、国際的に高く評価され、ロートレックやドガとも並び称されています。

1927 年フランス中東部のドイツ国境に近いティオンヴィルに生まれたクロード・ワイズバッシュ（Claude WEISBUCH）は、ナンシー国立美術学校卒業後、サン・エティエンヌ美術学校の教授に任命され1987年まで教鞭を執ります。1951 年より多彩な創作活動が評論家の注目を集め、1957 年パリで初個展、1961 年にはクリティック賞（批評家賞）を受賞。ギャルリーためなが パリ、東京、大阪をはじめ、ヨーロッパ各地で個展を開催、世界での活躍を基盤に現代フランス絵画の巨匠の地位を確立し、1997 年にはレジオン・ド・ヌール勲章を受章いたしました。

作品は、パリ市立近代美術館、パリ国立現代美術センター、ニューヨーク近代美術館、ブリュッセル王立美術アカデミー、日本では山形美術館、ホテルニューオータニ大阪など多くのパブリックスペースに飾られています。

本展では定評のある音楽家を主題とした作品をはじめ、曲馬、タンゴ、人物など代表作品40 点を展観いたします。