ベルナール・ビュッフェ

2013年9月26日 - 2013年10月27日
OSAKA

開催概要

このたび、ギャルリーためなが大阪では9月26日(木)から10月27日(日)までの会期で、20世紀最大の巨匠の一人として名声を博した現代具象画家、ベルナール・ビュッフェの展覧会を開催致します。

ベルナール・ビュッフェは1928年パリに生まれ、第2次世界大戦後のフランス画壇に彗星のごとく現れました。1948年、弱冠19歳にして画家の登竜門として最も権威あるクリティック賞(批評家賞)を受賞。強靭で鋭い線描と独特の色彩で当時の社会を描いたビュッフェは、その後ピカソの活躍を凌ぐと評される勢いで一躍画壇の寵児となり、世界を席巻。日本を含め抽象絵画が全盛であった時代に新たな具象絵画の地位を確立しました。ビュッフェは1952年より毎年テーマを決めて新作を発表し続け、1971年にはフランスの国家勲章であるレジオン・ドヌール勲章を受章しました。1999年、最後の作品テーマ「死」を完成させたのちに、人生の幕を閉じました。

また、大変な親日家として知られるビュッフェは幾度となく来日しております。なかでも関西の地にゆかりが深く、1988年には大阪の松竹座に歌舞伎シリーズ『暫』(200cm×300cm)の大作を、1990年には阪急三番街のシンボルマークとロゴを制作いたしました。

ギャルリーためながは、当初より画家の豊かな才能にいち早く注目し、東洋でベルナール・ビュッフェの作品を紹介する唯一の画廊として独占契約を結びました。ビュッフェの初個展から実に現在にいたるまで25回の展覧会を開催、1973年には静岡のビュッフェ美術館の設立にも協力し、日本国内での“ビュッフェ芸術”の確固たる地位を築くように尽力してまいりました。

4年振りの開催となります本展では、新収蔵作品を中心に初期から晩年にいたる各年代の代表作品である道化師をはじめ、船、花など30余点を一堂に展観いたします。ビュッフェの作風の変遷や絵画の中に息づく社会や思想に改めて触れていただき、フランス文化のエスプリを感じていただければ幸いでございます。

皆様のご高覧を賜りたくご案内申し上げます。報道の皆様方には告知、案内のご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

アーティスト紹介

会場情報

1-4-1 SHIROMI, CHUO-KU HOTEL NEW OTANI OSAKA – ARCADE 1F

540-0001 OSAKA

JAPAN

11:00 – 20:00 会期中無休