ユトリロ
OSAKA
開催概要
このたび、ギャルリーためなが大阪では「ユトリロ展」を4月19日(金)から6月2日(日)まで開催致します。
1967年、ユトリロ作品の権威であるポール・ペトリデスと親交が深かった爲永は、欧米の美術館や蒐集家から選りすぐりの名品約150点を集結させ、日本初のユトリロ大回顧展を毎日新聞社主催のもと企画開催し、日本の美術界から大反響を呼びました。以降ギャルリーためながでは、1971年の回顧展をはじめ、数多くのユトリロ作品を皆様にご紹介し続けております。
本展では1967年のユトリロ展に出品しました6作品を含め、ユトリロの名声を高めた白の時代(1908~1914年頃)と、彼の心象風景の反映を喚起せしめた色彩の時代(1915年頃~1935)の作品を中心に、油彩30余点を一堂に展観いたします。
モーリス・ユトリロ( Maurice Utrillo 1883-1955 )
ユトリロは時代の潮流に流されることなく、独学で自らの道を拓き独自の世界を創りあげた画家です。半世紀にわたり生まれ育ったモンマルトルを中心とする、パリの町並みや建物、木立など詩情あふれるパリの風景を描き続け、パリの古い町並みが持つ、人間の喜びや悲しみの歴史を、吟遊詩人がうたいあげるように繊細な絵筆で表現しました。 生まれながらに父のいない、画業に専念する母(シュザンヌ・ヴァラドン)から愛情を受けることが少なかったユトリロは、孤独とアルコールに苛まれた自らの精神を苦悩から開放するために、ひたすらキャンバスに向かったのでした。 『芸術においては、美的体系や絵画技法よりも、まず人間的な情感が表現されるべきだ』 モーリス・ユトリロ
静謐でどこか哀愁の漂うユトリロの絵は、今も多くの人々の心に共感を誘い続けております。
多くの方にご高覧いただきたく存じますので、告知、報道のご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
アーティスト紹介
会場情報
1-4-1 SHIROMI, CHUO-KU HOTEL NEW OTANI OSAKA – ARCADE 1F
540-0001 OSAKA
JAPAN
11:00 – 20:00 会期中無休