チェン・ジャン・ホン
TOKYO
開催概要
この度ギャルリーためながでは、2018年以来4年ぶりとなるチェン・ジャン・ホン展を東京・大阪にて同時開催いたします。
東京店:10月29日(土)-11月20日(日)
大阪店:11月5日(土)-11月27日(日)
国内では6度目の個展開催となる本展では、新作約40点を一堂に展観。
大阪・東京それぞれの個展に向けて制作された新作を全て収録した大判画集も刊行いたします。
チェン・ジャン・ホン(陳江洪)は1963年中国、天津に生まれます。天津の美術学校より難関として名高い北京中央美術学院に進学し、中国伝統の水墨画を習得。1987年にはパリに移住しエコール・デ・ボザールで油彩画を学び、現在はフランス・パリを拠点に各国の展覧会、アートフェアに出品するなど世界を舞台に活躍しています。
東洋と西洋、伝統と革新の調和を探求し、墨と油彩を自在に操る独創的な画法を確立したチェン。「蓮」や「海」を主題とした作品は、柔らかく深みのある色彩が広がり、圧倒的な筆捌きによって生み出される力強い線描、ぼかしや飛沫によって生命力に満ちています。
チェンの主題といえば、画業を通し一貫して描き続けている「蓮」。中国で幼少期より見てきた蓮を、パリのアトリエで描きます。中国において蓮は、どこの公園にも植えられ親しまれており、泥の中から美しい花を咲かせることから純粋の象徴、君子の花とも言われています。「キャンバスに描かれた『蓮』が開花するのは、決して描き終わった時点ではなく、壁に飾られた瞬間であり、空間の中での存在感。空間が代わる度に『蓮』の表情が変化する」と画家は言います。
そして近年新たなモチーフとして加わった青の作品は、5年前に訪れたフランス領ポリネシア、タヒチで見た青い海に感動し、絵筆をとったことで生まれました。
画家の哲学的で情熱を帯びた感性による抽象表現で、秩序や形式にとらわれない精神性の高さはそのままに、更なる表現を追求し続ける最新作をこの機会に是非ご高覧くださいませ。
アーティスト紹介
会場情報
東京都中央区銀座7-5-4
開廊時間 月-土:11:00 – 19:00 日・祝:11:00 – 17:00
作家来日レセプション 10/29(土) 16:00 ~ 18:00