ポール・アイズピリ
アイズピリは1919年パリに生まれ、2016年に逝去。バスクの血をひく彫刻家を父に持ち、その恵まれた環境の中で幼少期より絵を描き始める。17歳でパリ美術学校へ入学、24歳でパリにて初個展を開催、26歳でサロン・ドートンヌの会員に推挙されるなど、若い頃より高い評価を獲得。彼の作風は、大胆なまでに単純化された筆遣いと、あふれるばかりの豊かな色彩によってその自由闊達な画風は益々円熟味を増していった。
アイズピリは世界中のコレクターに長きにわたり愛好され、その作品はパリ市立美術館、パリ国立近代美術館などフランスを代表する美術館をはじめ、ベルギー、オランダ等、欧米各地の美術館に収蔵されている。日本では山形美術館や尾道市の中田美術館(アイズピリ美術館)等に収蔵されている他、ホテルニューオータニ(東京・博多)のホール壁面を飾るフレスコ画が有名。