佐野 ぬい
1932年青森に生まれる。女子美術大学芸術学部洋画科を1955年に卒業し、その年、女流画家協会展で受賞。 1986年、文化庁が秀作品として買上げ、1994年から2003年日本秀作美術展出品、1993年安井賞展の審査員をつとめる。1996年にはパリにて個展。2003年、損保ジャパン東郷青児美術館大賞受賞。翌年同美術館にて、受賞記念展開催。2010年には成田空港駅にステンドグラスを制作。 近年青森県褒章文化功労賞、青森県文化賞を受賞。母校の女子美術大学で半世紀にわたり後進の指導にあたり、2007年より2011年5月まで学長をつとめる。 「ブルーという色はどれほど言いたいことをかくしているか」と語る画家の画風は「佐野ぬいブルー」と呼ばれる青を基調としており、多彩な色彩で独自の洗練された青の世界を構成している。