アンドレ・コタボ
1922年フランス南東部の町、サン=マルスランに生まれ、ジャン・フサロ等と共にリヨン派を形成し、画壇の注目を集めた。単純化したフォルムと、塗り重ねられた圧倒的なマチエールで構成してゆく独自の技法により、現代具象画家の第一人者として、世界を舞台に活躍した。
1946年以後はフランスはもとより、ジュネーヴ、ミラノ、バーゼル、トリノ、アムステルダム、カラカス、東京、大阪などで相次いで個展が開催され、世界中で多くのファンを魅了している。
作品はパリ市立近代美術館をはじめとして、フランス国外でもルクセンブルグ、トリノ、ソウル、台北、東京、山形の各美術館の買い上げを受け、その評価は揺るぎないものとなっている。
2012年7月没。