マリー・ローランサン
1883年パリに生まれる。アカデミー・アンベールに学び、そこで知り合ったブラックを介してエコール・ド・パリの作家との交流を深め、特にキュビズムやアンリ・ルソーの影響を受ける。1914年よりスペインへ居を移す。1921年にパリに戻る頃には真珠のように輝く白とパステルカラーで描く詩情豊かな独自のスタイルを確立。ローゼンバーグ画廊で開かれた個展で成功をおさめる。肖像画の人気は高く、流行のドレスに身を包んだ社交界の婦人を数多く描いた。夢見るような優美な作品は、今でも多くのコレクターを魅了し続けている。