松島 さくら子
1965年東京都に生まれる。東京芸術大学大学院美術研究科漆芸専攻修了。大学の卒業制作から本格的にボディジュエリーに取り組み、その後そこから派生した壁面作品やオブジェへと創作の幅を広げている。作品は、宇宙や自然の要素からインスピレーションを受けた曲線を特徴とする。麻布を漆で塗り重ねた薄い板は伝統的な乾漆技法により作られており、この技法が自由でダイナミックな造形を生み出している。「身を飾る心」に向き合いボディジュエリーの創作に注力するかたわら、未知の漆文化を求めて東アジアから東南アジアの奥地へと旅をし、漆文化の探究を続けている。