アイズピリ

2014年10月4日 - 2019年8月2日
OSAKA

開催概要

ギャルリーためなが大阪にて「アイズピリ展」を、2014年10月4日(土)から11月3日(月)まで開催する運びとなりました。本展では、新作を中心に、花、静物、風景、人物をテーマとした約40点を、一堂に展観いたします。
今年95歳になるアイズピリは益々円熟味を増し、今春、当画廊パリ店で開催しました『アイズピリ展』では多くの方々より賛辞をいただきました。大胆なまでに単純化された筆遣いと、溢れるばかりの豊かな色彩で描く自由闊達な画風は、世界中のコレクターに長きにわたり愛好されております。

ポール・アイズピリ(Paul AÏZPIRI)は、1919 年パリに生まれます。父親はバスク人の血をひく彫刻家で、息子を象嵌(ぞうがん)学校に入学させますが、アイズピリは画家になる夢を捨てきれず、1936 年にパリ国立美術学校に再入学しました。1943 年パリで初個展を開催してから具象画家として実績を積み重ね、1945 年サロン・ドートンヌ会員となり、1946 年にはパリの新人登竜門として権威のある「青年絵画展」で受賞いたしました。さらに1951 年にはベニスのビエンナーレでプリ・ナショナル賞を受賞し、フランス画壇に確固たる地位を築き名声を高め、現在にいたっております。日本においては、1963年の第2回国際形象展に初出品し、以後は毎回同展に出品。1969 年より当画廊(パリ、東京、大阪)で定期的に個展を開催し、ファンを増やし続けております。
作品はパリ市立美術館をはじめとするフランス国内の美術館他、ベルギー、オランダなどの欧米各地の美術館に所蔵され、日本では山形美術館、なかた美術館(アイズピリ美術館:尾道)など有数の美術館に蒐集されております。人々の目を楽しませるパブリップスペースにも作品を収め、ホテル二ューオータニ東京のメインバーの壁面を彩る7部作の油彩『カプリ島シリーズ』、ホテルニューオータニ博多のロビーを飾る全長12メートルの巨大フレスコ画『博多の祭り(博多どんたく)』などが有名です。

是非この機会に、アイズピリの幸福に満ちた作品の数々をお楽しみいただければ幸いです。

アーティスト紹介

会場情報

1-4-1 SHIROMI, CHUO-KU HOTEL NEW OTANI OSAKA – ARCADE 1F

540-0001 OSAKA

JAPAN

10:00 – 19:00 会期中無休