ロレンツォ・フェルナンデス╶ スペインの現代リアリズム╶
OSAKA
開催概要
この度、ギャルリーためなが大阪にて、伝統性と現代性をあわせ持つスペインの新進気鋭の現代作家、
ロレンツォ・フェルナンデスの関西初個展「ロレンツォ・フェルナンデス展 ― スペインの現代リアリズム― 」を、
6月30日(木)から7月31日(日)まで開催いたします。今展では関西初公開の新作を含め30余点を一堂に展観いたします。
ロレンツォ・フェルナンデスは1970年スペインのマドリッドに生まれ、14歳から伝統的なスペインのバロック絵画の技法を学び始めました。1993年にはアルチュム・ペナ・アカデミーに入学し、コンセプチュアル・アート(概念芸術)の第一人者であるペドロ・ガルヴァンに師事し、フェルナンデスのスタイルが形成され確立されていきます。
写真では表現できない、写真を超えたリアリズムの世界を油彩で表現するフェルナンデス。
彼の作品は、写真であるのか絵画であるのか入念に凝視してみても自分の目を疑うほど、見るものを当惑させます。
単に写真をキャンバス上に投影し、色をのせる画法とは大きく異なり、現実に存在する対象物を目で捉えたうえで、反射光の輝き、質感、遠近法を緻密に操作し、伝統的な技術、油絵具を用いて実世界と見間違う空間を描いています。
作品からは、彼の純粋な心を投影しているかのような、穏やかな透明感や物語性が感じられ、ルネサンスの巨匠たちが築き上げてきた芸術に対する尊敬の念と、物事の真価を捉える彼の繊細さが、見る者の心にも深く響いてくるのでしょう。
2006年、2008年のパリ個展では大成功を収め、多くのコレクターが新作を心待ちにしております。昨秋2010年、日本におきましても日本初個展をギャルリーためなが(銀座)で開催し、皆様から数多くの賞賛をいただきました。
今夏、待望の関西初個展を開催するにあたり、是非、皆様にご高覧賜りたくご案内申し上げます。
アーティスト紹介
会場情報
1-4-1 SHIROMI, CHUO-KU HOTEL NEW OTANI OSAKA – ARCADE 1F
540-0001 OSAKA
JAPAN
11:00 – 20:00 会期中無休