チェン・ジャン・ホン

ギャルリーためなが大阪では11月5日（土）から11月27日（日）まで、『チェン・ジャン・ホン 展』を開催いたします。大阪で4年ぶり6回目の個展となる本展では、前展を超える渾身の新作、約30点を一堂に展観いたします。

チェン・ジャン・ホン（陳江洪）は1963年中国、天津に生まれます。天津の美術学校より難関として名高い北京中央美術学院に進学し、中国伝統の水墨画を習得します。1987年にはパリに移住しエコール・デ・ボザールで油彩画を学びます。以降、東洋と西洋、伝統と革新の調和を探求し、やがて墨と油彩を自在に操る独創的な画法を確立しています。画風は抽象表現へと傾注していき、力強い筆勢の線描に、ぼかしや飛沫で描く色調のハーモニーが画中に広がります。静謐ながら生命力に満ちた作品は哲学的ともいえるでしょう。彼は画業を通じて「蓮」を中心に描いてきましたが、近年では風景など日常から着想を得た様々なイメージの作品を加え、抽象性高まる新境地を展開しています。
現在はフランス・パリを拠点に各国の展覧会、アートフェアに出品するなど世界を舞台に活躍しています。

チェン・ジャン・ホンが描く優雅な新作をご高覧いただきたく、ご案内申し上げます。