菅原 健彦

2023年2月25日 - 2023年3月19日
TOKYO

開催概要

 古木に宿る壮大な生命力に魅入られて、独創的な表現を追求し続ける菅原 健彦。
 東京店にて3年ぶり、4度目の個展となる本展では、青森県・白神山地にある十二湖の一つである「青池」や、鹿児島県・屋久島の自然を新たな主題に加えた新作、約40点を展覧いたします。

 1996年、山梨県にある樹齢千年を超える神代桜から始まり、三春や淡墨桜、臥龍の松などを題材にして、菅原は自然界の強靭なエネルギーと出会った衝撃、感銘といったインスピレーションをもとに新たな形を創造します。
 越前の手すき和紙の裏から墨をにじませ、砂状の岩絵具を振りかけた上から、水を含んだ筆を走らせその筆勢を樹形に見立てる他、日本で最も古い墨として知られる松煙で樹皮を思わせるひび割れを生み出すなど、菅原の表現方法は多岐に渡ります。
 生々流転する生命のダイナミズムとその神秘性への賛美が込められた画中は、力強さを放ちながらも、どこか繊細な美しさが響いてきます。
 この度の新作は、紺色の雁皮紙を用いた作品や、プラチナ箔に乗せた青のコントラストが美しい作品が加わり、より一層の深みや清澄さが印象的です。自然に対する畏敬の念や美しさを称えた、壮麗な菅原作品をこの機会にぜひご堪能いただきたく、ご案内申し上げます。

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メディア掲載

美術手帖 – 進化を続ける菅原健彦。自然界のエネルギーを描いた個展が「ギャルリーためなが東京」で開催

作品一覧

  • 老松図

  • 爛漫

  • 神の子池

  • 屈斜路

  • 青池

アーティスト紹介

会場情報

東京都中央区銀座7-5-4

開廊時間 月-土:11:00 – 19:00  日・祝:11:00 – 17:00